以下の操作でACISジオメトリを解析し、問題のある部分を検出します。
- コマンドパネル上でGeometry → Volume をクリックします。
- Modifyアクションボタンをクリックします。
- ドロップダウンメニューからHealを選択します。
- Analyze または Autohealを選択します。
- Filenameを入力します。
- メニュー上で、その他に必要な設定を行います。
- Applyをクリックします。
Healer Analyze Body <id_range> [Logfile [‘filename’] [Display]] |
logfileオプションは、設定したファイル名で、またはデフォルトではhealanalysis.logに、ジオメトリの解析結果を出力します。TrelisのGUI上では、displayオプションを有効にすることでダイアログウィンドウに解析結果を表示します。
出力される結果には、各ボディ内の、問題ないジオメトリの割合の概算が含まれます。オプションのlogfileには、ジオメトリ解析の詳細情報が含まれます。またデフォルト機能として、問題が検出されたジオメトリをグラフィクス内でハイライトし、解析結果の概要を表示してどのエンティティに問題があるかを示します。
以下は出力結果の例です:
Percentage good geometry in Body 9: 98%
HEALER ANALYSIS SUMMARY: |
Healingの前にジオメトリを解析する必要はありませんが、先に解析することで、不必要なHealingをしなくて済みます。またHealingの解析は、ジオメトリが複雑、不正確な場合には時間がかかることがあります。
validate geometryコマンドは、Healing解析とは独立して実行されます。
出力設定
以下のコマンドを使用して、解析結果の出力をコンロトロールできます。
Healer Set OnShow {Highlight|Draw|None}
Healer Set OnShow {Badvertices|Badcurves|Badcoedges|Badbodies|All} {On|Off} Healer Set OnShow Summary {On|Off} |
これらの設定により、グラフィクス内で問題のあるエンティティをハイライトし、draw、あるいは無視することができます。表示するエンティティタイプを指定できるほか、解析後に結果の概要を表示するかどうかも設定できます。
ジオメトリの解析を行った後は、show コマンドで問題のあるジオメトリを再び表示することができます。このコマンドは、前回のジオメトリ解析のキャッシュデータを用いています(詳細はhealing属性を参照してください)。
Healer Show Body <id_list> |